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高齢者がお金を借りるには?70歳以上でも利用できるローンや注意点

若年層より収入が少なく、返済能力が低いとされる高齢者の借り入れは簡単ではありません。

年金だけでは生活できない人、娯楽のために資金的に余裕を持っておきたい人は少なくないでしょう。

この記事では、高齢者が借り入れできる方法や、借入時の注意点を詳しくご紹介します。

融資を受ける際の条件や希望によっても借入先が大きく変わります。

70歳以上で融資を希望する人はぜひ参考にしてください。

目次

高齢者でも利用できる借入方法はいくつかある

高齢者が借り入れする場合、若年層が借り入れするより選択肢が少なくなってしまいます。

しかし、高齢者でも借りられる方法はいくつか存在します。

年齢や条件別に、高齢者が利用できる借入方法をまとめました。

高齢者が利用できる借入方法
借入方法 融資金額 金利 対象年齢
消費者金融カードローン 1~800万円程度 3.0~18.0% 20歳~69歳
銀行カードローン 10~800万円程度 1.5~14.0%前後 20歳~65歳
信用金庫のローン 10~800万円程度 1.5~14.0%前後 20歳~65歳
年金担保貸付制度 10~200万円以内 2.8% 年金受給者であれば制限なし
リバースモーゲージ 不動産評価額の50~70%程度 2.0~4.0% 55歳~80歳前後
生命保険契約者貸付 生命保険返戻金の70%前後 2.0~4.0% 生命保険の契約者であれば制限なし

高齢者が気にしなければならないのは、借入時の年齢制限です。

年齢制限が決められている場合、制限以上の年齢では申し込み自体できません。

よく確認せずに申し込むと審査落ちが重なってしまうので、申し込み前に必ず確認してください。

高齢者がお金を借りにくいのはなぜ?

高齢者がお金を借りにくいのは、明確な理由があります。

金融機関が融資を行う時、重視されるのは返済能力です。

返済能力とは、毎月一定金額を返済するための収入や資金源の有無です。

収入や資金源があれば毎月返済できますが、収入がないと返済分のお金を工面できないと判断されます。

高齢者は働いておらず、年金のみで生活している人も少なくありません。

年金は生活に必要な最低限の金額だけ支給されている場合が多く、返済に回せない人も多いでしょう。

また、高齢者は若年層より怪我をしたり、病気になったりする確率が高いです。

医療費でお金がかかり返済できなくなるトラブルも起こりやすく、金融機関は貸したお金を回収できないリスクも抱えてしまいます。

以上の理由から、金融機関は高齢者への貸付に消極的です。

借り入れは難しいですが、高齢者でも利用できる借入方法を上手に使っていきましょう。

70歳以下の準高齢者なら消費者金融カードローンで借り入れできる

今すぐ借り入れするなら消費者金融をおすすめしますが、消費者金融は年齢制限が設けられています。

消費者金融カードローンの申込可能年齢はだいたい20~69歳まで。

参考として、大手消費者金融の申込可能年齢をご紹介します。

各カードローンの申込可能年齢
カードローン 申込可能年齢
アイフル 20歳~69歳
アコム 20歳~69歳
プロミス 20歳~69歳
レイクALSA 20歳~69歳
SMBCモビット 20歳~69歳

70歳以下の準高齢者であれば、消費者金融カードローンでの借入が可能です。

高齢者が消費者金融で借り入れするメリット

「消費者金融は怖い」といったイメージを抱いている人も多いですが、メリットも多くあります。
高齢者でもメリットに感じられる内容が多いので、不安な人はまず確認してみてください。

高齢者が消費者金融を利用するメリット

  • 即日融資ができる
  • スマホに慣れていなくても申し込める
  • 家族や親族にバレないで借りられる
  • 連帯保証人や担保不要
即日融資ができる

消費者金融の大きなメリットは、即日融資に対応していることです。

消費者金融では、申し込んだその日のうちに融資を受けられます。

審査時間は最短で30分前後、契約から実際にお金を受け取るまで、最短60分程度です。

審査が長引いても翌日には借り入れできる可能性が高いので、急いで借りたい人におすすめ。

冠婚葬祭や医療費など、急にまとまったお金が必要になった時に利用しやすいでしょう。

消費者金融以外で即日融資に対応している借入方法はあまり多くありません。

できる限り早く借り入れたいなら、消費者金融を利用するのが無難です。

スマホに慣れていなくても申し込める

消費者金融は申し込みやすさの観点から、Web上で手続きを完了させられる「Web完結型」での申し込みが主流になってきています。

スマホやパソコンからの申し込みを勧められますが、スマホの扱いに慣れていない高齢者も少なくありません。

大手消費者金融では、スマホの扱いが慣れていない高齢者でも申し込みやすいよう、申し込みが簡略化されています。

画面に沿って必要事項を入力していけばいいだけなので、最低限スマホで文字が打ち込めれば申込可能です。

どうしてもスマホでの手続きができない人や、スマホを持っていない人は、電話や窓口での申し込みもできます。

申し込み方法がたくさん用意されているので、高齢者でも問題なく申し込めるでしょう。

借り入れが家族や親族にバレにくい

融資を希望する高齢者の中には、子どもや親族に借り入れがバレたくない人も多いです。

消費者金融カードローンでは周囲に借り入れがバレない対策を行ってくれます。

基本的に、個人情報保護の観点から借り入れの告知は行われません。
子どもであっても、配偶者であっても告知されないので黙って借りられます。

しかし、ローンカードや郵送物が見つかると、家族に借り入れがバレてしまいます。

消費者金融では郵送物なしで契約できる「カードレス」での申し込みが可能。

二世帯住宅で子どもと同居している高齢者でも、周囲にバレないよう借り入れできます。

連帯保証人や担保不要

消費者金融カードローンは、連帯保証人や担保を用意せず申し込めます。

借り入れのために親族に連帯保証人を頼まなくていいので、関係を悪化させず借り入れできます。

担保も不要なので、お金を返せなかった時に相続予定だった不動産を手放す必要もありません。

借入時の連帯保証人や担保の用意が難しく、借り入れをためらっていた人は消費者金融カードローンがおすすめです。

消費者金融はデメリットも多いので理解しておく

メリットの多い消費者金融カードローンですが、デメリットもあります。

特に高齢者はデメリットを理解せず申し込んでしまうと、後になって苦労する可能性が高いです。

高齢者だからこそ起きるデメリットもあるので、必ず事前に確認しておきましょう。

高齢者が消費者金融を利用するデメリット

  • 金利が高い
  • 収入が年金だけでは申し込みできない
  • 年齢制限のないカードローンは基本ない
金利が高い

借入時に必ず確認しておかなければならないのは、金利です。

金利とは、お金を借りた時に支払う利息を算出する利率です。

金利が低いほど支払う利息が安くなるので、できる限り低金利の借入方法を利用するのが無難でしょう。

消費者金融カードローンの金利は、3.0~18.0%に設定されている場合がほとんど。

銀行カードローンや他の借り入れと比較すると、消費者金融カードローンは金利が高い傾向です。

大手消費者金融の金利一覧

カードローン 金利
アイフル 3.0~18.0%
アコム 3.0~18.0%
プロミス 4.5~17.8%
レイクALSA 4.5~18.0%
SMBCモビット 3.0~18.0%

各消費者金融で定められている金利には大きな幅があるものの、適用金利は審査によって個別に決められます。

一般的に借入金額が低いと金利が高くなり、初めて借りる場合、最高金利が適応されやすいです。

消費者金融の最高金利は18.0%前後なので、借りすぎると利息の支払いが膨れ上がってしまいます。

例えば金利18.0%で30万円を6ヶ月間借り入れた場合、支払う利息は約27,000円。

同じ条件で金利が3.0%だった場合に支払う利息は約4,500円なので、2万円以上も差が出ます。

消費者金融はすぐに融資してくれて使い勝手もいいですが、返済時の負担は決して軽くないので注意しましょう。

借り入れ前に返済シミュレーションを利用して、無理のない範囲で借り入れてください。

収入が年金だけでは申し込めない

働いておらず、年金以外の収入がない人も少なくありません。

消費者金融カードローンに申し込むには、年金を収入とは認めておらず、年金以外の収入が必要です。

無職でも契約は可能ですか?

無職や年金のみの場合はご契約いただけません。

お仕事(パート・アルバイト可)をはじめられた後、お申込みいただけます。

引用:よくあるご質問|アイフル

年金受給者も契約できますか?

はい。年金以外に安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。

引用:よくあるご質問|アコム

アイフルは「年金だけでは申し込めない」と明記しており、アコムでは「年金以外に収入があれば申し込みできる」としています。

いずれにしても年金以外に何らかの収入源がなければ申し込みできないので注意しましょう。

月に数回でもアルバイトやパートで収入を得ていれば、年金受給者でも申込可能です。

年齢制限がないカードローンは基本ない

高齢者が借り入れる場合、ネックになるのは年齢制限でしょう。

大手消費者金融カードローンは70歳までしか利用できないので、70代以上の高齢者は申し込みすらできません。

年齢制限のないカードローンを探している人も多いですが、基本的に年齢制限はあるものだと考えてください。

先程も説明した通り、貸金業者や金融機関は返済されないリスクを避けたがります。

収入が安定しない高齢者からの申し込みを避けるため、年齢制限を設けている企業がほとんどです。

逆に、年齢制限のないカードローンはトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

申込条件が緩和されている、年齢制限のないカードローンは闇金の可能性もあるので注意してください。

準高齢者におすすめの消費者金融カードローン

ここから、準高齢者におすすめの消費者金融カードローンをご紹介します。

高齢者でも利用しやすく、好条件で借りられるカードローンをピックアップしました。

どのカードローンを利用すべきか迷っている人は参考にしてください。

なるべく早く借りたいならアイフル

アイフル

申込可能年齢 20~69歳
金利 3.0~18.0%
審査時間 最短25分(※)
無利息期間 最大30日間

※WEB申込の場合
※お申込の状況によってはご希望に添えない場合がございます。

急な出費で今すぐお金が必要なら、アイフルでの借り入れが1番おすすめです。

アイフルは審査が最短で25分と、他のカードローンよりも早く対応してもらえます。

申込後に電話を掛けると優先審査を行ってくれるので、当日中に借り入れできる可能性が高いでしょう。

素早く返済できるなら無利息期間を使って低金利での返済も可能です。

早めの対応を希望する人は、アイフルに申し込んでみましょう。

低金利での借入も望める三井住友カードのカードローン

三井住友カードのカードローン

申込可能年齢 20~69歳
金利 1.5~15.0%
審査時間 最短5分(※)
無利息期間 2022年12月31日までの最大2ヶ月間

※最短5分発行は、新規契約時点でのご利用枠は50万円でのお申込みとなります。
※最短5分発行 受付時間:9:00~19:30

より低金利で借り入れしたいなら三井住友カードのカードローンがおすすめです。

利便性は高いものの借入条件は銀行カードローンに近いため、最高金利は15.0%。

他の消費者金融カードローンより金利が低いので、返済時の負担を減らせます。

最短で5分融資も可能なので、急いでいる人にも向いています。

70歳以上の高齢者が利用できるカードローン

ここまで紹介したカードローンは、70歳までしか利用できない準高齢者向けのカードローンです。

数は少ないですが、中には70歳以上も利用できるカードローンがあります。

高齢者が融資を受けるには、70歳以上でも利用できるカードローンを選びましょう。

80歳までローンを組めるベルーナノーティス

ベルーナノーティスのキャプチャ

申込可能年齢 20~80歳
金利 4.5~15.0%
審査時間 最短当日
無利息期間 14日間

70歳以上の高齢者が利用するなら、高齢者や女性向けのベルーナノーティスがおすすめです。

ベルーナノーティスの申込可能年齢は80歳まで。

他の消費者金融で80歳まで借りられる企業はなかなかありません。

ベルーナノーティスは高齢者に向けたサービスも充実しており、利用者の41%が70歳以上を占めています。

70代以上の人だけでなく、長期的な借り入れを見越した準高齢者にもおすすめです。

借入方法が選べるセゾンファンデックス

セゾンファンデックス

申込可能年齢 20~80歳
金利 8.8~17.4%
審査時間 最短当日
無利息期間 なし

クレジットカードを発行しているセゾングループのセゾンファンデックスも、高齢者向けの融資サービスを展開しています。

申込可能年齢はベルーナノーティスと同じく80歳までで、平日12時までに申し込むと即日融資も可能です。

上限金利が17.4%で、大手消費者金融より少しだけ金利が低いのもメリット。

無理なく急な出費に備えたい人におすすめです。

プランネルフリーローンなら85歳まで借りられる

プランネル

申込可能年齢 20~85歳
金利 18.0%
審査時間 最短数日
無利息期間 なし

80歳以上で融資を受けたいなら、日本文化センターグループのプランネルフリーローンがおすすめです。

80代でも借り入れできるカードローンは、プランネルフリーローン以外にほとんどありません。

貸金業者として登録しており、貸金業法を守って運営しているのでトラブルに巻き込まれる可能性はほぼないでしょう。

プランネルフリーローンは借りたお金の使用用途が自由なので、どんな目的でも柔軟に対応できます。

80代以上の人はプランネルフリーローンの利用を検討しましょう。

高齢者は銀行カードローンの審査に通りにくい

より好条件で借り入れするなら、銀行カードローンの利用がおすすめです。

しかし、銀行は高齢者への貸付に消極的。

申し込みができても審査通過しにくいので、過度な期待はしない方がいいでしょう。

銀行カードローンが高齢者への貸付に消極的なのは、返済能力を重視しているからです。

記事の最初でも説明した通り、金融機関は貸したお金を回収するため、申込者の返済能力を重視します。

銀行は過去、返済能力を超えた貸付による貸し倒れが問題となり、審査内容が厳しくなりました。

具体的な審査基準は公表されていませんが、消費者金融より厳しく審査される傾向です。

収入がある若者でも審査に落ちる可能性があるので、高齢者が銀行カードローンの審査に通過するのは難しいと思っておきましょう。

少なくとも年金収入のみでは申し込めないので、年金のみで生活している人は別の方法を選びましょう。

銀行カードローンを利用したいなら普段使っている銀行がおすすめ

銀行カードローンは、メガバンクだけでなく地方銀行も取り扱っています。

最近は、銀行の口座を持っていなくても申し込めるカードローンが増えているので、どの銀行カードローンを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。

カードローンの申込先は、自分が普段利用している銀行を選ぶのがおすすめです。

銀行カードローンの審査では、返済能力や信用情報の他に、銀行との信頼関係も重視されます。

給与振込や年金受け取り、貯金といった取引を頻繁に行っていると、銀行との信頼関係が蓄積されます。

銀行を使っている期間が長いほど高く評価されるので、審査で優遇してもらえる可能性があります。

初めて利用する銀行より親身になって対応してくれるため、普段使っている銀行のカードローン利用を検討してください。

信用金庫で年金を受け取っているなら信用金庫のシニアライフローンがおすすめ

地方に根付いた運営を行っている信用金庫には、シニア向けのシニアライフローンがあります。

借りたお金の使用用途は定められておらず、リフォームや医療費、旅行代にも利用できます。

シニアライフローンは各信用金庫によって申込条件が細かく違うものの、主に以下の条件を掲げている場合が多いです。

シニアライフローンの申込条件

  • 年齢制限以下である
  • 申込先の信用金庫を年金受取口座に指定している
  • 信用金庫の営業区域内に住んでいる、または勤務している

最も大きなポイントは、信用金庫に年金受取口座を指定していること。

年齢制限は各信用金庫によって変わりますが、80歳前後に設定されている場合が多いです。

シニアライフローンの金利は4.0~6.0%ほどで、消費者金融や銀行カードローンより低金利で借り入れできます。

80歳までの人で、年金を信用金庫受け取りにしている人は利用を検討してください。

ただし、全国すべての信用金庫がシニア向けのローンを用意しているわけではありません。

自分が利用している信用金庫にシニアライフローンがあるか、事前に確認しておきましょう。

信用金庫の情報は、全国信用金庫検索で確認できます。

高齢者がお金を借りるなら有担保ローンが最適

融資までの期間に余裕がある人は、有担保ローンの利用がおすすめです。

有担保ローンとは名前の通り、資産を担保に入れてお金を借りる借入方法。

資産を担保に入れておけば、万が一返済できなかった時に、担保に入れたものを売却して返済に充てられます。

収入がない人や、返済能力がない人でも借り入れできる可能性が高いので、年金以外に収入がない高齢者におすすめです。

高齢者が利用できる有担保ローンは以下の通り。

  • 年金担保貸付制度
  • 生命保険契約者貸付
  • 不動産担保ローン

それぞれ担保に入れるものが違うので、自分が利用できる有担保ローンを選びましょう。

年金受給者なら年金担保貸付制度が最もおすすめ

年金を受給している高齢者なら、年金担保貸付制度がおすすめです。

年金担保貸付制度とは、受給している年金を担保にお金を借りる制度です。

年金担保貸付制度の制度概要
申込可能年齢 年金を受け取っていれば制限なし
金利 2.1~2.8%
借入限度額 10~200万円
返済方法 支給される年金からの天引き

年金担保貸付制度では、200万円までなら申込者の希望に合わせた金額を借りられます。

ただし、カードローンのように借りたお金を自由には使えません。

生活の再建やリフォーム代といった、明確な理由が必要です。

娯楽目的での借り入れはできないので注意しましょう。

年金担保貸付制度で借りたお金は、借り入れ後に支給される年金から天引きされます。

返済分を引いた状態で年金を受け取るので、返済し忘れもありません。

年金担保貸付制度は、年金の受給権利を担保にしている借入方法です。

年金を受け取る権利がある限り、返済義務はなくなりません。

返済を理由に生活が立ち行かなくなっても、債務整理や自己破産では返済義務が消えない特徴もあります。

自分の返済能力を超えて借り入れると負債が積み上がっていくので、必要最低限の金額だけ借りてください。

年金担保貸付制度の申し込みは福祉医療機構のみで取り扱っており、それ以外の融資は違法です。

年金を担保に借り入れしたい人は、福祉医療機構に相談してください。

年金担保貸付制度は2022年3月で終了する

高齢者が低金利でお金を借りられる制度として注目されていた年金担保貸付制度ですが、2022年3月末日をもって制度の終了が決まっています。

2022年4月からは年金を担保に借り入れができなくなるので、利用希望者は3月までに申し込みを行いましょう。

融資業務は3月末まで行ってくれますが、それ以降は返済業務のみの対応となります。

年金担保貸付制度の新規貸付が終了しても、借りているお金を一括返済する必要はありません。

返済は予定通り毎月一定金額ずつ行えばいいので、返済面の心配は不要です。

福祉医療機構が年金担保貸付制度をやめると、年金を担保にお金を借りる行為はすべて違法となります。

知らずに違法業者の被害に遭う可能性もあるので、3月末までの制度であると覚えておきましょう。

生命保険を契約している人は契約者貸付が低金利で借りられる

生命保険を契約している人なら、生命保険契約者貸付がおすすめです。

生命保険は、掛け金に合わせて返戻金を受け取れる場合があります。

返戻金とは、保険金の支払いなく保険を解約する、または任期を迎えた際に返還されるお金です。

生命保険契約者貸付とは、返戻金を担保に生命保険会社からお金を借りる制度です。

借りられる金額は返戻金の70%前後で、まとまったお金を低金利で借りられます。

保険解約までに返済しきれなかった場合、受け取る予定の返戻金から借入残高を返済するシステム。

返済する資金がなくても、最終的に返戻金でまとめて返済できるので負担も高くありません。

返戻金はすべての保険にあるのではなく、保険期間が長い保険のみ存在します。

返戻金がある保険の例は以下のとおりです。

  • 終身保険
  • 養老保険
  • 学資保険

いずれも保険期間が長く、貯蓄性が高い保険なので返戻金があります。

契約者貸付の利用を希望する人は、自分が契約している保険に返戻金があるか確認しておきましょう。

返戻金の有無は、毎月送られてくる明細書か、契約している保険会社のマイページから確認できます。

金利も10%以下でカードローンより条件がいいので、契約者貸付が利用できるならまず1番最初に検討すべき借入方法です。

不動産を持っている高齢者不動産担保ローンでまとまった借り入れができる

高齢者が資産を担保に入れて借り入れする方法として、不動産担保ローンをイメージする人も多いでしょう。

不動産担保ローンは名前の通り、土地や家といった不動産を担保に入れて借り入れする制度です。

借りられる金額は担保に入れる不動産の査定額によって決まり、不動産の価値が高いと1,000万円~1億円程度の高額融資を受けられます。

利用目的が問われないお金をまとまって用意できるので、不動産を所持している人におすすめです。

返済の負担がほぼないリバースモーゲージ

不動産を担保とするローンにも様々な種類があり、最近特に注目を集めているのがリバースモーゲージです。

リバースモーゲージは、所持している不動産を担保にお金を借りる仕組みです。

リバースモーゲージの制度概要
申込可能年齢 50~80歳前後
金利 2.0~4.0%前後
借入限度額 不動産査定額の50~60%
返済方法 担保にしていた不動産を売却した資金から一括返済

最も大きなポイントは、借り入れたお金の返済方法。

リバースモーゲージで借りたお金は、申込者の死後、担保に入れていた不動産を売却した資金から一括返済します。

申込者の死亡を前提とした借入方法なので、高齢者向機の制度です。

リバースモーゲージの具体的なメリットやデメリットは以下のとおりです。

リバースモーゲージのメリット

  • まとまったお金を低金利で借りられる
  • 担保に入れた不動産に住み続けられる
  • 高齢者向けの制度なので申し込みしやすい
まとまったお金を低金利で借りられる

リバースモーゲージは有担保ローンなので、金利は低めに設定されています。

金利はおよそ2.0~4.0%前後で、長い間高額融資をしていても負担になりにくいでしょう。

毎月の返済は利息分だけでいいので、1,000円前後で済む場合がほとんど。

借りたお金の元金は最後に一括返済するため、返済の負担なくまとまったお金を借りられます。

担保に入れた不動産に住み続けられる

リバースモーゲージで担保に入れた不動産を、申込時に手放す必要はありません。

借りたお金は申込者が死亡後に返済するので、不動産の売却も死亡後を想定しています。

返済のタイミングまでは不動産を自由に利用でき、融資を受けている間も住み続けられます。

不動産を手放すと住む場所がなくなってしまう人でも安心して申し込めるのがリバースモーゲージです。

高齢者向けの制度なので申し込みしやすい

先程も述べた通り、リバースモーゲージは申込者の死亡を前提としています。

そのため、突発的な理由以外で死亡する可能性が低い若者は利用できません。

申込対象者は50~80歳ほどで、高齢者を対象とした制度です。

スマホに慣れていない、金融の事情に詳しくない高齢者でも問題なく利用できるよう、サポートが充実しています。

高齢者でも分かりやすいよう対応してくれるので、融資の経験がなくても利用しやすいでしょう。

リバースモーゲージのデメリット

  • 売却を前提としているため、不動産を相続できない
  • 法定相続人の同意が必要
売却を前提としているため、不動産を相続できない

リバースモーゲージで担保に入れた不動産は、基本的に売却されます。

申込者が死亡後、不動産を親族に相続できない点は注意しておきましょう。

もし不動産の相続を希望する場合、相続人が借入金を一括返済しなければならない場合もあります。

本当に売却してもいい不動産か、相続人も含めて事前に話し合ってください。

法定相続人の同意が必要

リバースモーゲージを利用すると、本来不動産を相続予定だった人は、不動産を相続できません。

そのためリバースモーゲージの申込時に、法定相続人の同意が求められます。

相続人が同意しない限り借り入れできないので注意しましょう。

リバースモーゲージを利用する際の注意点

リバースモーゲージはとても便利な制度ですが、まだあまり知られていません。

利用時の注意点を知らないと、後になって大変な思いをしなければならなくなります。

気を付けておくべきポイントについてまとめたので、利用前にチェックしておきましょう。

借入金を使い切ってしまう恐れがある

リバースモーゲージで借りたお金の返済期限は、基本的に申込者の死亡、または転居で不動産を手放すときまでです。

具体的な期間は定められていませんが、借り入れが長期間になる場合は注意が必要です。

リバースモーゲージで老後の生活費用をまかなう場合、想定以上に長生きすると借入金が不足する可能性もあります。

例えば50歳でリバースモーゲージを申し込み、90歳で死亡する場合、必要な生活費は40年分です。

リバースモーゲージで借りた金額以上にお金が必要だと、新たな借入が難しい可能性もあります。

あくまで死亡を前提とした制度なので、必要以上に早いタイミングで申し込むとデメリットになるでしょう。

不動産の査定額も踏まえて、お金を使い切らないタイミングで申し込めるよう、事前にシミュレーションしておくのをおすすめします。

査定額ギリギリの借り入れはできない

リバースモーゲージで借りられる金額は、不動産査定額の50~60%程度。

例えば不動産の査定額が1億円なら、借りられる金額は5,000~6,000万円までです。

不動産の査定額が低いと、思っていたより少ない金額でしか借りられません。

査定額ギリギリで借りられない理由は、不動産の価値が変化するからです。

査定時に1億円だった不動産も、利用者が死亡時に必ず同じ価値であるとは限りません。

不動産の価値が下がり、3,000万円で売却した場合、貸していた5,000万円が回収できなくなります。

上記のような、不動産の価値が変わるトラブルに対応できるよう、貸し付ける金額を低めに設定しています。

借りられる金額は申込時の価値に大きく依存するので注意してください。

リバースモーゲージと不動産担保ローンの違い

リバースモーゲージと同じく、不動産を担保に借り入れする不動産担保ローンもあります。

リバースモーゲージと似たような制度ですが、不動産の扱いや返済方法が大きく違うので注意しましょう。

高齢者が利用する場合、どちらの方法が負担を減らせるか、比較して検討しましょう。

リバースモーゲージと不動産ローン比較
リバースモーゲージ 不動産担保ローン
借入限度額 査定額の50~60% 査定額の~70%
金利 2.0~4.0%前後 0.5~10.0%前後
毎月の返済 利息のみ 元金+利息を毎月決められた額返済
不動産の扱い 申込者が死亡時に売却される 元金が返済できたら不動産を返却、返済できなかった場合は売却

大きな違いは不動産の扱いです。

不動産担保ローンでは、元金を返済できれば不動産を売却する必要がありません。

不動産を手元に残しておきたい人は、不動産担保ローンが向いています。

借入時の条件も不動産担保ローンの方が好条件である場合も多いので、いくつかのローンで説明を聞いて比較するといいでしょう。

生活費が不足して困窮している高齢者は公的融資制度を利用する

どうしても生活が困窮しており、どこからも借り入れできない高齢者は公的融資制度の利用も検討してください。

公的融資制度とは、国や市町村が定めた融資制度で、国からお金を借りる方法です。

利用条件は厳しめですが、低金利でまとまったお金を借りられるメリットがあります。

年金だけでは生活できない高齢者向けの制度も整っているので、知識として覚えておくと便利です。

高齢者世帯は生活福祉資金で借りられる

高齢者でお金が足りず困っているなら、生活福祉資金がおすすめです。

生活福祉資金は、様々な事情で生活費が不足し、困窮している世帯を救済する融資制度。

生活福祉資金を利用できる世帯は以下のとおりです。

低所得者世帯 必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)
障害者世帯 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者等の属する世帯
高齢者世帯 65歳以上の高齢者の属する世帯

引用:厚生労働省
65歳以上の高齢者がいる世帯なら、各都道府県の社会福祉協議会で申込可能です。

生活福祉資金には目的に合わせて融資の種類が分けられており、借りられる金額もそれぞれ違います。

どの融資制度を利用できるかは、社会福祉協議会に相談して判断してもらいましょう。

ただし、生活福祉資金はあくまで困窮世帯の救済を目的とした制度です。

旅行やギャンブルといった娯楽費は借りられないので注意しましょう。

生活福祉資金は、2022年3月に終了する年金担保貸付制度貸付制度の代わりとして紹介されています。

今後高齢者の相談が増加する可能性もあるので、サポート体制の強化も期待できます。

借り入れだけでは生活が厳しいなら生活保護を検討する

融資を受けても生活が厳しい高齢者は、生活保護の受給も検討してください。

様々な場所で借り入れを繰り返すと、返済に追われて今より生活状況が悪化する可能性もあります。

「借りられるから」と負債を増やすより、現状打破する方法を検討するのが大切です。

生活保護を受けるのに抵抗がある人も、まずは市役所に相談してみましょう。

生活保護も厳しい利用条件があるので、自分が利用条件を満たしているか確認しておくのがおすすめです。

高齢者がお金を借りる際に気をつけておくべきポイント

高齢者でも借りられる方法はたくさんありますが、注意しなければならない点もあります。

特に高齢者は返済能力が低く、病気や怪我も起きやすいので問題なく返済できる保証がありません。

借り入れを行う前に、注意するべきポイントをしっかり確認しておきましょう。

返済しきれないと負債は親族に相続されてしまう

高齢者が借り入れする時に気を付けなければならないのが、死亡時の対応です。

基本的に、借りたお金の返済義務は残り続けるため、申込者が死亡しても負債は残ります。

返済義務は連帯保証人か、保証人がいない場合相続人に移ってしまいます。

担保のある借り入れなら担保を売却すれば返済できますが、カードローンのように無担保ローンだと返済を続けなければなりません。

最近は子どもや相続人に黙って融資を受けられます。

そのため、死亡後に借り入れがあったと発覚するトラブルも少なくないでしょう。

返済しきれない金額を借りてしまうと、親族に迷惑をかけてしまいます。

借り入れは慎重に行い、できれば相続人となる親族に相談しておくのが無難です。

高齢者を狙った闇金や詐欺に注意する

最近、高齢者を狙った高金利の闇金や詐欺が横行しています。

この記事でも紹介してきた通り、80歳以上の高齢者は年齢制限がある関係で借り入れが難しいです。

「80歳以上でも借りられる」「金利なし」といった誘い文句を掲げている業者は、闇金の可能性があります。

貸金業法を守らず営業しているため、法外な金利や不法な取り立てに遭うかもしれません。

融資を受ける際は、銀行または営業許可が取れている貸金業者を利用してください。

営業許可を取っている企業は、Webサイトや店舗に営業許可番号が掲載されています。

できるだけ大手の企業から借りるか、銀行の有担保ローンを使いましょう。

周囲の親族は、高齢者が騙されてしまわないよう日頃から注意してください。

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